令和5年12月23-24日にワークプラザ岐阜を会場に開催された「第13回高専-TUT太陽電池合同シンポジウム、同時開催GEAR 防災・減災(エネルギー)シンポジウム&GEAR マテリアル(エネルギー)シンポジウム」において,本校の白潟和樹 さん (生産デザイン工学専攻 2年)が「優秀口頭発表賞」、飯田 紗輝 さん (生産デザイン工学専攻 2年)が「優秀ポスター発表賞」を受賞しました。
優秀口頭発表賞
「光アップコンバージョン色素系含有 (高分子/液晶)複合膜の重合性液晶モノマー種依存性」
白潟 和樹(専攻科 生産デザイン工学専攻 2年)
優秀ポスター発表賞
「光アップコンバージョン色素系含有イオン液体の研究開発」
飯田 紗輝(専攻科 生産デザイン工学専攻 2年)
本シンポジウムは、豊橋技術科学大学 研究連携ネットワーク構築支援プロジェクト「太陽電池についての研究・教育のための高専-TUT 連携・協同プログラム」の一環として開催され、日頃の研究成果について発表が行われました。また、高専機構Gear5.0(未来技術の社会実装教育の高度化)の進捗報告としてGEAR 防災・減災(エネルギー)シンポジウム、GEAR マテリアル(エネルギー)シンポジウムも併せて実施されました。この研究連携ネットワーク構築支援プロジェクトは、参画高専数24 校、大学数3校、参画教員数43 名であり、高専機構内の高専間研究グループ活動では最大規模です。本シンポジウムの参加人数は学生・教員併せて約90名でした。太陽電池・燃料電池関連、半導体分野、エネルギー分野の機能性ナノ材料開発、ビッグデータ分析・コンピュータシミュレ-ションを駆使した供給エネルギー予測等幅広い研究内容に関して、学生と教員、学生同士、教員同士の議論や情報交換が活発に行われ相互交流が行われました。学生には、対面で研究に関する様々なアドバイス・助言を直接聞けて、今後の研究のことを考える有意義な機会になったようです。2名の専攻科生が発表した内容は、励起状態有機色素の二分子反応により長波長光を短波長光に変換する方法に基づく光エネルギー変換フィルムの研究開発です。この研究は、現在企業と共同研究を展開中で、有機太陽電池や水の可視光分解(水素エネルギー製造)の効率を向上でき、光医療・診断やバイオイメージングへの応用も期待できる先端機能材料開発です。
- 本校は高専発!「Society5.0型未来技術人材」育成事業GEAR5.0「防災・減災(エネルギー)分野」の連携校、COMPASS5.0「ロボット分野」の拠点校、「半導体分野」の実践校です。