11月12日(土)に、北九州市立大学で開催された北九州市立男女共同参画センター・ムーブ主催の「令和4年度男女共同参画啓発事業 ジェンダー問題探求学習成果発表会 未来をひらくあなたに」に1年3組の池田将治さんが参加、他高等学校の生徒さんとチームを組んで、「LGBTQ+」に関する報告発表を行いました。
北九州市は「SDGsへの取り組み先進都市」でもあるため、今回は「SDGs17の目標」のうち「11 住み続けられるまちづくりを」と「5ジェンダー平等を実現しよう」に関する「男女共同参画社会の実現」という視点からの事業でした。池田さん達のチームは、「日本のジェンダーギャップ状況」「同性婚ができない理由」などの視点について「当事者の方々の気持ちに寄り添う」をテーマに、動画を作成し、発表しました。また、この課題の解決のために、実際に当事者の方への取材や、独自のアンケート調査を行いました。その結果から、「正確な知識と寄り添う意識」というキーワードが解決の糸口になり、「独自性を尊重する世の中」の実現の手がかりになるだろう、ということを提案しました。
発表後は、会場の方からは「カミングアウトは身近な人にこそ勇気がいる」「北九州市はパートナーシップ制度に4年前から取り組んでいるが、結婚制度とは差別がある」などの現実的な指摘があり、「皆さんのように若い人たちに関心を持ってくれる人が増えると、当事者も希望を持てると思います」という講評を頂き、今後のさらなる問題意識の深化と課題解決に向けた活動の継続に期待が込められました。
なお、この会の模様は、今後、朝日新聞やケーブルテレビでも公開される予定です。